時事
皇居・宮中三殿で、5月13日行われたのが、「斎田点定の儀」(さいでんてんていのぎ)なる神聖な儀式じゃ。 何故(なにゆえ)神聖かと言えば、大嘗祭(だいじょうさい)の中心的儀式である「大嘗宮の儀」(だいじょうのぎ)で用いる米。 これを育てる「斎田」…
毎年5月15日(陰暦4月の中の酉の日)に、京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)と加茂別雷神社(上賀茂神社)で行われる京都の「葵祭」は、全国的に知られておる祭りじゃ。 最近では、海外からこれを見に来る観光客も多い。 平安時代、祭りと言えば「加茂祭りー葵…
新天皇陛下の御即位を祝う一般参賀が、4日に皇居で行われた。 いよいよ新天皇陛下の時代が幕を開けた気がする。 それにしても新天皇と新元号を戴く・・というのは、目には見えぬが、明らかに時代が変わる節目になる出来事が起こる。 今回の「令和」を迎える…
今回の皇位の禅譲(禅譲―天子則ち、天皇陛下が皇位を譲る事をいう。)は、江戸時代の閑院宮(かんいんのみや)典仁(すけひと)親王殿下の第六皇子であらせられた、光格天皇以来、202年ぶりの慶事であった。 「上皇」という御位(みくらい)が復活したのを契…
5月1日深夜0時、「平成」から「令和」へのカウントダウンが始まり、元号が移行した瞬間、日本国民は歓喜の声をあげた。それはあたかも年末年始を迎えたかの如くに見えたが、深夜の喧騒を深く感じとると、それとは別種の歓喜である事に思い至る。 それはまさ…
「退位礼正殿の儀」における今上天皇陛下最後のお言葉は、 ・・今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました。・・で始まった。 その中で、印象に残ったお言葉がある。 ・・即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い…
次の一文を読んでくれるかな? I was quietly reading the paper in the café when suddenly this guy comes over, snatches the paper out of my hands, and starts screaming at me. [『ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力』:大西泰斗、ポール・マク…
あと4日で「平成」から「令和」になる。この時、皇位継承の儀式の一つとして、「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」という儀式が行われる。 天皇陛下が「践祚」(せんそ・・天皇陛下が御位におつきになること。)される際に、「三種の神器」(さ…
最近コンビニオーナーが、様々な事情を抱える中で、24時間営業にする必要があるのか、否か?ということが、社会問題化しておる。 そんな中で、実験的に営業を短縮する店舗も出てきているようじゃな。 人間誰しも、日々便利に、物質的に豊かになりたいがため…
伊勢の地で一番大事な場所は伊勢神宮と決まっておる。 外宮に豊受大神様。内宮には天照大御神様が、御鎮座されておる。 豊受大神様は、衣・食・住や産業を司り、天照大御神様のお食事も用意されるとか・・。 天照大御神様は、言うまでもなく皇祖神でいらっし…
「パリのノートルダム」は、ヴイクトル・ユゴーの著作で、日本ではかつて「ノートルダムのせむし男」と言う題名で一般に知れ渡っておった。 しかし、「せむし」と言うのが、差別的用語だとして今では、「ノートルダムの鐘」という題名になっておるようじゃ。…
4月15日フランス現地時間午後6時50分のこと。 1赤不動991年「パリのセーヌ河岸」と命名され、ユネスコ世界遺産に登録された「ノートルダム寺院」から出火。 火は瞬く間に広がり、一時間で、教会の尖塔(せんとう)が焼け落ちた。 テレビやインターネットを通…
今年のゴールデンウィークは、今上天皇のご退位と、皇太子殿下の天皇即位の慶事が続く。 そのお陰で10連休という長いゴールデンウィークが約束されておる。 今上陛下がご健勝であらせられる状況でのご退位は、豊かで明るいゴールデンウィークを、國民が享受…
宇宙で最も重く、重力の強い天体であるブラックホール。 光を含むあらゆる物質を吸い込み脱出させない。ブラックホールとその影の存在が、画像という形で証明された。 これまで人類は、ブラックホールの想像図を目にしてきたことはあったが、それはあくまで…
今日、平成31年4月10日は、天皇皇后両陛下の御結婚六十年の目出度い日じゃ。 そもそも天皇陛下という存在は、世界や日本の泰平・繁栄のために「祈念し続ける」存在で、言わば日本國の大宮司のようなもの。 その点が他国の国王との決定的違いじゃ。 一般國民…
いよいよ、平成の次の元号が決まったのう。めでたい事じゃ! ところで「令和」というのは、日本最古の歌集『万葉集』から採られた元号。 今までの元号は、ほぼほぼシナの古典から採られておったが、今回ばかりは日本の国書から採られており、この点でも日本…
あと1カ月で、平成が終わる。何はともあれ、戦争の無かった稀有な時代であったとも言えよう。 その一方で、大小含めれば、夥しい数の自然災害に見舞われた。 結果的には、戦争が起り、死傷者を出した・・に匹敵するほど多くの方々が、大怪我を負い亡くなって…
いよいよ花見のシーズンが巡って来たのう。 とりわけ今年は、年号が変わる節目の年。 桜の下で宴会し、花見団子を喰うのも感慨深いものじゃ。 最近では、花見の席で、バーベキューをするグループがおるなあ。あれは困りものじゃ。 そもそもBBQと花見は相性が…
平成から次の御世へと遷る「改元」の時期が迫っておるのう。 日本人なら、心して新たな御世をお迎えせねばならん。 そんな2019年(敢えて西暦で言うことにする。)のゴールデンウィークは、単に旅行したり、自分の趣味をやっているだけでは、すこぶる勿体な…
日本では、もうすぐ御世替りじゃのう。 何とも感慨深いものがある。 5月に改元が行われることは、日本人にとって、我が国の悠久の歴史を身近に感じ取ることの出来る、またとない機会じゃ。 明治以降は、皇位継承があった時に限り、改元がおこなわれておる。 …
八年前の今日、わしらは、生き地獄の様相を、テレビやインターネットを通じて目撃した。 地震が起こっただけでも、怖ろしいのに、その後に起こった津波の、圧倒的怖ろしさに、我が目を疑い、愕然としたものじゃ。 多くの人が、一瞬にして、地獄の底に吸い込…
御世代(みよが)わりには、国際情勢をはじめ、国内情勢が大きく変化する。 自然現象までも様々に変わってくるのう。 時代の「核」なるものが、来同(来て集まる)すると言えばよいのか、時に、時代と時代の狭間(はざま)に生じる隙意(げきい=不和の心)とい…